-映画を撮り終えられた今、
あらためて『告白』と言う作品にはどういう思いをお持ちでしょうか。
中島監督ー
とにかく、脚本を書き始めてみると、それぞれの登場人物がどういう人間なのかがまるで、わからなくなりました。そして、取り終えた今も実はよく分かっていません。監督として無責任ですが、各人物のキモの部分がどこにあるのかという結論は結局出せませんでした。まあ、だすつもりもないんです。それは、本を読んだり、映画を観た人が自分で出せばいい。
僕がこの作品を面白いと思ったのは、読んだ後に書かれていない部分をいろいろ想像できる点にあったんです。その読後感と同じものを、映画を見終わった観客も感じられるように作ったつもりなんですよ。だから、本でも映画でも、この作品にふれた方々には、自分はどう読んだか、どう見たかについて、自由に考えたり話し合ったりしてもらえるとうれしいですね。
-電影拍攝完至今 對於"告白"這部作品重新又有什麼樣的看法呢
中島導演-
一開始在寫拍攝劇本時 那些劇中人物是什麼樣的一個人,實在是越寫越摸不著頭緒.即使是現在整個拍攝工作都到一段落了還是弄不清楚.
雖然對一個導演來說是件很沒責任感的事,並沒有明確拍出這部作品中每個角色所想要表達的究竟是什麼.. 但其實我也沒打算拍出來.因為這些只要閱讀過這本書或是看過電影的人自己體會到就可以了
我覺得這部作品有趣的地方是在讀完之後,那些作者沒有寫出或是沒寫到的部分可以讓讀者發揮各式各樣的想像. 就如同小說的讀後感,拍攝這部電影時我也希望能讓看過的人也可以自己去體會去想像..
所以不論是書也好電影也好 如果有接觸過這部作品的人,將自己的閱讀感想或是電影的觀後感 這個部分能夠自由去想像去發揮或是做討論等等之類的話我就覺得很開心了..
(附上在下簡略的翻譯 )
--當初讀完這本書時 我也想了好幾種的結局
因為故事最後並沒有寫明最後究竟會是怎麼樣發展下去
所以真的是各種結局的可能性都有
這樣能讓讀者有想像空間的好作品 希望大家多多支持喔!!
電影也是很期待的說!!!
訪談取自 雙葉文庫版小說後篇附錄 -「映画化によせて」p316~317
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