猛暑造成「彼岸花」花期延宕!接下來的紅葉呢?
日本棚田百選にも選ばれた福岡県うきは市の「つづら棚田」で、18日から恒例の「彼岸花めぐり&ばさら祭」が開かれるが、“主役”のヒガンバナは満開とは程遠い状態だ。猛暑の影響も考えられ、主催者は「これほど咲かないのは例がない」と頭を抱えている。
つづら棚田では例年、祭り期間中に周辺のヒガンバナ約30万本が満開になり、棚田のあぜ道を真っ赤に染める風景を求めて写真愛好家ら約3万人が訪れる。
ところが今年は、14日になっても花はちらほらと見える程度。祭りは23日までだが、うきは市の担当者は「満開は1週間は遅れるのでは。期間中に満開になるのは厳しいかも」と嘆く。
福岡管区気象台によると、うきは市に隣接する同県朝倉市のデータでは、昨年4日しかなかった猛暑日は、今年は29日もあった。朝倉市の最高気温は9月14日も30.2度。福岡市植物園の植物解説員は「彼岸までに咲くからヒガンバナ。今後、日照時間が短くなるにつれて、徐々に咲いてくるのではないか」