 SP野心篇,警護技術木本先生訪談4/4
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～SP裏話～
要人警護という職業に着目した『SP』シリーズ。数多くの志願者の中から選ばれた精鋭たちの私生活はどうなっているのか。プライベートの時間がない、離婚率が高い、髪型は基本七三分けなど『SP』シリーズにも盛り込まれている内容を含め、SPの実情や裏話を、『SP』の警護技術監修を担当した木本亮氏に訊いた。
―SPは離婚率が高いと伺いましたが、実際には？
警護課の離婚率が高いのは事実ですが、奥さんに愛想尽かされたことを仕事のせいにしているのは、単なる言い訳です（笑）！これは、本当に声を大にして言いたい！忙しいのは、他の部署でも一緒です。本当に優秀なSPは、家庭も円満です。
―劇中、（松尾さん演じる）山本は「SPの髪型は7:3が基本」とこだわっていましたが、それは本当ですか？
（髪型を）7:3に分けている人もいますが、そうじゃない人もいますよ（笑）。要は、警察業務の中で、あれだけ見た目に気を使うという珍しい部署だということですね。警護課に配属になって一番最初にすることは、スーツを買いに行く、そしてシャツやネクタイも買います。スーツは2着支給され、指定のお店でイージーオーダーのものを作るのですが、毎日の事ですから2着では足りなくなる。そうすると、みんな自腹を切って買いに走るんです。なので、ボーナスがスーツ代に消えていく人が結構多いですね（笑）。
―その他、身なりで気を付けている事は？
マルタイに気にいられないネクタイを選んでしまうという失敗例が、実は多いです。対象者の好みに合わせると、うまくいくことが多いですね。
―SPであるがゆえの職業病、抜けない癖とは？
人にもよりますが、例えば厚手のコートを着て手をポケットに入れている人が気になります。 武器を隠しているのではと考えてしまうので、冬は大変。夏にそんな人がいれば、即、襲撃者とみなしますね（笑）。あとは、大きなかばんを持っている人が気になります。
―最後に映画の見どころをお願いします！
金城さんは脚本を書いているだけではなく、アクションシーンに対するこだわりも凄いんです。今回の映画では、さらに岡田さんも交えてアクションを作っていったということが、一番の注目ポイントじゃないかと思いますね。金城さんや岡田さんが開発した「SPアクション」は、これまで映像化されていなかったですし、本当に誰しもが楽しめるようなものに仕上がったと思います。
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