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SP野心篇,警護技術木本先生訪談2/4
～SPアクション～

10月30日に全国公開する岡田准一主演の映画『SP　野望篇』。 劇中に描かれているSPの動きや目線は、実際のSPの経験から活かされている。"リアル"を求め続けた金城氏の期待に応えた、警護技術監修の木本氏に、SPならではの動き方や、キャストと共に過ごした制作現場の様子を直撃！ 

―SPの動きで特徴的なことは？
優秀なSPほど、マルタイ（警護対象者）の意向や状況に沿った動きを柔軟にできるもの。時にさりげなく控えめな存在であり、逆に大胆に目立たなければいけない時もあります。また、より的確な警護をするために、マルタイの趣味に合わせてゴルフや茶道を始めるSPもいるんです。マルタイが行うスポーツの中では、やはりゴルフが多いですね。なかなか汗だくでホットヨガをしているマルタイは、あまり聞いたことがないですね...。でも、もしマルタイがホットヨガをやっていたとしたら、やるでしょうね（笑）。 

―キャスト陣は口々に「本物のSPは"眼"が違う。まるでビームが出ているよう」とおっしゃっていましたが...
目の焦点を合わせる距離、角度、タイミングが独特であり、ちょっと普通の人間はやらないでしょうね。マルタイにとって危険度の高い警戒対象に優先順位をつけて注視していきます。それが独特に感じるのではないでしょうか。ビームですか...。そういう人もいますが、なかには眠そうな目をしている人もいますよ（笑）。 

―SPとしての動き方など、岡田さんをはじめキャストの方々とはどんな話を？
例えば車両の乗降をする時の警護態勢では、SPは車が到着する直前に降りて周囲を確認し、後部座席のドアを開けるという基本的な動きがあるのですが、どの位置に立つべきか、ドアを開けるタイミングはどのあたりが妥当なのか、どこを見ていれば良いのかなど、細かな動きについて話しました。岡田さんはやっぱり飲み込みが早いですね。キャストの方々は、スーツを着て無線機や拳銃などを装着すると、雰囲気からして本物のSPみたいになってしまうので驚きました。本物よりもSPっぽいです、ほんとに（笑）。 

―脚本の金城さんともドラマ制作時から色々なお話をされていたそうですね？
金城さんは、既に私より詳しいのでは？と思うほど、何についてもとことん研究する方で脱帽です。その上、格闘技もプロ級で、警護におけるアクションも金城さんと岡田さんの共同開発。監督の波多野さんをはじめ、誰が欠けても世界初「SPアクション」は生まれなかったと思います。 
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1隻 2隻 3隻 4隻 5隻 招財貓 　
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