受訪者：神尾諭／山本隆文役

特集四(END)

撮影の合間に、岡田君とは、スパーリングをよくやってたんですよね。僕にも技をかけてきたんですけど、僕は一応、総合格闘技やっているので、寝技になると、彼は僕の体重を持て余してましたね（笑）。重すぎるって言い訳してましたけど。でも、僕だけが知っているとなると、そうだな…。劇場版『SP』は体を張る、特に岡田君がそうだったんですけど、一度、出番のない日に撮影現場に遊びに行ったとき、岡田君が着替えているところで喋っていると、足に青あざができていて。それもすごい大きな青あざで。でも、周りには痛そうなところを全く見せず、スタッフもほとんど知らなかったみたいで。だから、ドラマの時も派手なアクションの後「あんなんして大丈夫なん？ようできるなぁ。」って言ったら「全然大丈夫ですよ」って言ってました。でも、やっぱり主役が怪我したってなると、現場の空気がすごく変わるんで、さすがやなってのは思いましたね。

『SP　野望篇』を楽しみにしている視聴者の方へメッセージをお願いします。

アクション映画としても、もちろんすごいんですけれど、ドラマ部分もそれに引けをとらず、本当に映画としてすごく完成度の高いものができていると思います。重厚なアクション、重厚なドラマ部分、そして、その間にちょっとある山本のおっちょこちょいなところ。まあ、僕としてはそこさえ見てもらえれば（笑）。いやいやそんなことはないです！そこを踏まえて、この『SP　野望篇』を見ていただけるとありがたいなと思います。

ちなみに、松尾さんの野望は？

僕の野望は、ハリウッドでアカデミー主演男優賞ですね（笑）。