SP野心篇徹底解說!-トップタイトル:集中力の高い撮影現場 |
受訪者:神尾諭/山本隆文役
特集三
映画のようなドラマを作ろうと制作された『SP』が遂に映画化!久々に四係が再集結した時の心境は?
一番最初、冒頭の六本木のシーンでは、広い会場でバラバラに警護していたので揃ったなという感じがなく、まあもっと言えば、ドラマからブランクがあって、『SP』ってどうだっけ?四係ってどうだっけ?山本ってどうだっけ?みたいなところが少しあって、若干の気持ち悪さはあったのですが、四係でガードポジションをとって、自然に石田がいて、井上がいて、笹本がいてというのを見た時に、「ああ、これや!」みたいな(笑)。「帰ってきた」みたいな気持になって、そこからは四係で動く時、始まる前にみんなと眼があったりした時に、またその感じが出てきたりとかして。だから、用意スタートって時に自然に山本になるというのが、この現場での素晴らしい思い出の一つですよね。
8か月に渡る長期の撮影、現場の雰囲気は?
ドラマの休憩時間は、本当に和気あいあいと、それこそみんなでゲームをしたり、談笑しているときが多かったんですけど、劇場版では、“良い作品を作りたい”という共通項の元に集まっているので、張り詰め過ぎず、ゆるすぎずみたいな良いモチベーションが休憩時間にもありました。野望篇は特にアクションシーンが多かったので、ドラマの時よりも集中力が高かったような気がしますね。
映画とドラマ、現場での違いを感じた部分はありましたか?
温度ですかね。もちろん撮り方だったりシステム的なことは、テレビの現場と映画の現場で違うんですけど、テレビシリーズからスタッフを一新したとは言え、『SP』という作品をすごく愛してくれている人たちが集まったので、もちろんそれは今まで携わってきた波多野監督や脚本の金城さんだったり、キャストも含めすぐにチームとして成熟していった気がします。その熱意はやっぱり現場にすごく表れていたし、素晴らしいチームだったと思います。
そんな中で、劇場版ならではと感じたところは?
迫力のあるシーンだったりストーリーの重厚感が、ドラマの時より増しているので、そこを表現できたらいいなという思いは強くありました。僕個人だけではなく、全体にあったと思います。
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